ネット銀行のビジネスローン審査と比較
ビジネスローンは主にクレジットカード会社などの金融業者が取り扱っていますが、ビジネスローンと違う呼び方で販売している銀行もあります。
最近では店舗を構えず、インターネット上だけで運営している銀行、いわゆるネット銀行も増えてきており、ビジネスローンを取り扱っているネット銀行もあるようです。
では、金融業者のビジネスローンの審査とネット銀行のビジネスローンの審査を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか?
以下で違いを3つ挙げていますので、ビジネスローンを検討している方はチェックしてください。
金融業者のビジネスローンの審査とネット銀行のビジネスローンの審査を比較すると、審査時間に大きな差があることがお分かりいただけるでしょう。
当サイト「ビジネスローンを比較して借りる時のポイント3」では金融業者が販売している人気のビジネスローンを紹介していますが、審査結果までの連絡時間は早いビジネスローンで当日中、遅くでも3営業日以内となっていますので、すぐに事業資金が必要な経営者には最適なローンと言えます。
一方、ネット銀行のビジネスローンの審査は時間がかかり、場合によっては審査結果の連絡まで1週間以上かかってしまうこともあるため、急ぎのケースには向かないかもしれません。
ただし、最近では審査時間が早いネット銀行のビジネスローンも増えてきているようですので、ぜひ事前に比較してからお選びください。
金融業者のビジネスローンとネット銀行のビジネスローンを比較すると、金利に大きな違いがあります。
ネット銀行は莫大な資金をバックに持ち、さらに融資対象を限定することでリスクを軽減していますので、低金利でビジネスローンを販売することが可能です。
一方、ネット銀行のビジネスローンと比較すると金融業者のビジネスローンの金利のほうが高めに設定されているため、利息負担の軽減を重視するのであれば、ネット銀行のビジネスローンの審査に申し込みすると良いでしょう。
ちなみに、ネット銀行のビジネスローンの審査に申し込む際には担保や保証人が必要ですが、金融業者のビジネスローンは担保と保証人を用意することなく審査に申し込みすることができます。
金融業者とネット銀行のビジネスローン審査では、いずれも本人確認証明書類を提出しなければなりません。
この点においては共通しているのですが、その他の書類については違いがありますので、各ビジネスローンのホームページなどで確認してください。
なお、ネット銀行のビジネスローンの審査を受ける場合、そのネット銀行の口座を開設しなければならないこともあります。
金融業者のビジネスローンのメリット・デメリット
金融業者のビジネスローンのメリット
審査時間が短い
金融業者が販売しているビジネスローンのメリットとしてまず挙げたいのは、ネット銀行のビジネスローンの審査と比較して審査時間が非常に短いということです。
ビジネスを行っていると、急にまとまった資金が必要となることもあるでしょう。
そのような時にネット銀行のビジネスローン審査に申し込みした場合、審査結果の連絡まで時間がかかってしまいますので、大きなビジネスチャンスを逃してしまいかねません。
一方、審査時間が短い金融業者のビジネスローンの審査に申し込みすれば、即日に審査結果の連絡をもらえ、かつその日のうちに事業用資金を融資してもらえることもあるため、ビジネスチャンスを逃してしまうリスクを軽減することができます。
審査が比較的易しい
金融業者のビジネスローンの審査は、ネット銀行のビジネスローンの審査と比較して通りやすいと言われています。
そのため、ネット銀行のビジネスローン審査に落ちた際に金融業者のビジネスローン審査に申し込みしてみるのも良いかもしれません。
ただし、金融業者のビジネスローン審査に申し込みした人すべてが審査を通過できるということではありません。
基準を満たしていなければ審査に通ることはありませんので、その点は頭に入れたうえで申し込みしましょう。
金融業者のビジネスローンのデメリット
金利が高い
金融業者のビジネスローンのデメリットは、やはりネット銀行のビジネスローンと比較して金利が高いということではないでしょうか。
そのため、毎月支払わなければならない利息の金額は、金融業差のビジネスローンのほうが大きくなってしまいます。
それが円滑な事業経営を妨げてしまう可能性もないとは言い切れませんので、金融業者のビジネスローン審査に申し込みするのであれば、事前にしっかりした返済計画を立てるよう心がけてください。
最大融資額が少ない
記入業者のビジネスローンにおけるデメリットのひとつが、最大融資額が少ないということです。
ネット銀行のビジネスローンと比較すると、業者によっては最大融資額が半分程度のところもありますので、ビジネスに巨額資金が必要な場合には向かないかもしれません。
ちなみに、当サイト「ビジネスローンを比較して借りる時のポイント」で紹介しているオリックスVIPローンカード BUSINESSは最大融資額を1000万円、ビジネスパートナー「スモールビジネスローン」とビジネクスト「ビジネスローン」は最大融資額を500万円に設定しています。
ネット銀行のビジネスローンのメリット・デメリット
ネット銀行のビジネスローンのメリット
金利が低い
ネット銀行のビジネスローンのメリットは、やはり何といっても低金利で販売されているということではないでしょうか。
低金利で販売されているということは、毎月発生する利息の金額がより少なくなるということを意味します。
ビジネスを運営していると、収益はもちろん支出も重要となりますので、できるだけ利息負担が小さいビジネスローンを選ぶことは健全なビジネス運営にもつながるでしょう。
その点を含めて考えると、ネット銀行が販売しているビジネスローンは金融業者のビジネスローンと比較して利息負担を抑えることができますので、より円滑なビジネス運営が実現するかもしれません。
最大融資額が大きい
ネット銀行が取り扱っているビジネスローンのメリットのひとつは、最大融資額が大きいということです。
金融業者が取り扱っているビジネスローンのほとんどは、最大融資額を500万円から1000万円に設定しています。
一方、ネット銀行のビジネスローンの多くは最大融資額を1000万円以上に設定しているようですので、よりまとまった事業用資金を融資してもらうことが可能です。
多くの事業用資金を融資してもらえるということは、より幅広くビジネスに役立てることができます。
ただし、最大融資額を必ず借りられるというわけではなく、融資可能額には収益性なども関係していると言われていますので、その点を踏まえておいてください。
ネット銀行のビジネスローンのデメリット
審査時間が長い
ネット銀行のビジネスローンにおけるデメリットのひとつとして考えられるのが、金融業者のビジネスローン審査と比較して結果連絡までの時間が長くかかってしまうということです。
当サイト「ビジネスローンを比較して借りる時のポイント」で紹介しているビジネスローンの審査の結果連絡は、審査に申し込み当日から3営業日以内となっています。
一方、ネット銀行のビジネスローンの場合、審査結果の連絡まで数日から1週間程度かかるとされていますので、金融業者のビジネスローンのほうがより早く結果を知ることができる、ひいては早く事業用資金を融資してもらえるでしょう。
審査が比較的難しい
ネット銀行のビジネスローン審査は、金融業者のビジネスローン審査と比較して難易度が高いと言われています。
前述していますように、ネット銀行のビジネスローンは低金利、高融資額が大きな魅力となっているのですが、ネット銀行側には高いリスクがもたらされるでしょう。
そのため、確実に返済できるか否かを判断するため、審査を厳しくしているのかもしれません。
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